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出版社:共立出版
出版日:2013年03月25日頃
ISBN10:4320044010
ISBN13:9784320044012
販売価格:1,980円
大学初年次における化学実験授業のための教科書として,半期授業を念頭に,無機定性分析実験,容量分析実験,有機化学実験の3分野の実験実習を配し化学全般を扱っている。化学実験を経験したことのない学生を想定し,実験実習が円滑にできるように配慮し,最初に化学実験の基本操作を詳しく解説するとともに,実験手順も具体的かつ丁寧に記述している。第2版では,すべての実験項目を見直し,近年の実験授業に即して内容を整理し改訂。
第0章 化学実験の基礎
0.1 実験の安全
0.2 基本操作
0.3 実験ノートとレポート
第1章 無機定性分析実験
1.1 Fe3+,Al3+の基本反応(第III属カチオンの基本反応)
1.2 Ag+,Pb2+の基本反応(第I属カチオンの基本反応)
1.3 Cu2+,Bi3+の基本反応(第II属カチオンの基本反応)
1.4 Ni2+,Co2+,Mn2+,Zn2+の基本反応(第IV属カチオンの基本反応)
1.5 数種類の金属カチオンを含む未知試料の分析
1.6 Ca2+,Sr2+,Mg2+の基本反応(第V属,第VI属カチオンの基本反応)
1.7 アニオンの分離および確認
1.8 コバルト錯体の合成と分析
第2章 容量分析実験
2.1 酸塩基(中和)滴定 -定量実験の基礎ー
2.2 キレート滴定 -水道水中のCa2+とMg2+の定量ー
2.3 ヨードメトリー -漂白剤中のNaClOの定量ー
2.4 酸化反応速度 -擬一次反応速度定数の測定ー
2.5 活性炭によるシュウ酸の吸着
2.6 加水分解反応速度の測定
第3章 有機化学実験
3.1 有機定性分析
3.2 有機化合物の構造と物性 -色素と蛍光ー
3.3 有機合成I -p -アニシジンのアセチル化ー
3.4 有機合成II -ニトロ化と加水分解ー
3.5 有機合成III -アセトアニリドの臭素化ー
3.6 有機合成IV -アントラニル酸の合成ー
付録A 無機定性分析実験におけるイオン分離の原理
A.1 溶解度積と共通イオン効果
A.2 水酸化物の溶解度と溶液のpH
A.3 両性水酸化物の溶解度とpH
A.4 硫化物沈殿によるカチオンの分離
付録B 物質の色
B.1 可視光と物質の色
B.2 原子の電子構造と炎色反応
B.3 分子の原子構造と吸収スペクトル
B.4 色素と蛍光
B.5 無機沈殿の色
付録C 原子スペクトル分析
C.1 化学炎原子吸光分析法
C.2 誘導結合プラズマ発光分析法(ICP-AES)
C.3 原子吸光分析法によるCa2+とMg2+の定量 -水道水と河川水の分析ー
付録D 金属錯体とキレート
D.1 金属錯体とは
D.2 金属錯体の命名法
D.3 金属錯体の配位数と立体構造
D.4 遷移金属錯体の色
付録E 酸塩基反応の平衡点
付録F 核磁気共鳴(NMR)スペクトル
付録G 測定値の解析と評価
付録H 最小二乗法による線形回帰
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