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出版社:共立出版
出版日:2000年02月01日頃
ISBN10:4320016424
ISBN13:9784320016422
販売価格:2,640円
カオス、フラクタルなど「複雑性(系)」という言葉をいろいろなところで 見聞きするようになった。これらの概念はそれが生み出される必然の歴史があ り、そして、この概念の活用により学問の各分野が活性化され、より豊かに発 展することが期待されている。
コンピュータを用いて、いままでは見ることのできなかったものを表現できるようになった。 また、これら「複雑性(系)」の研究は、従来の科学とは異質な側面をももっている。
「自然」は複雑なのが普通であり、何かをことさら「複雑性(系)」だと いうのは、あまり意味がない。「複雑性(系)」とは、我々の科学の発展段階 と現実とのギャップの部分にあるものに過ぎない。
本書では、これらの概念の全体的な展望、「複雑性(系)」のそれぞれに ついての用語の解説などをまとめている。
PartI 複雑性オーバービュー
1 複雑系の本質
2 博物学の本質
3 21世紀は情報と生物の世紀?
4 知識蓄積型の数理物理科学としての非線形科学
5 博物学側からの接近
6 計算機の功罪
7 複雑系のあるべき姿
8 複雑系とは何か?
PartII カオス・フラクタル・人工生命
第1章 複雑系の科学
第2章 カオス
第3章 フラクタル
第4章 人工生命
PartIII 遺伝的アルゴリズム
第1章 遺伝的アルゴリズム入門
第2章 ファジィシステムと遺伝的アルゴリズム
第3章 ニューラルネットと遺伝的アルゴリズム
第4章 感性と遺伝的アルゴリズム
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