日本行政学

＊行政・自治分野で定評のある佐々木先生による行政のあり方や目的を学ぶための本です。この十余年の日本の政治・行政構造の著しい変化を十分に踏まえ、その上で日本の行政または行政学の前途を展望していきます。 ＊地方分権改革や公務員制度改革、大阪都構想など大都市制度のあり方など様々な改革が検討される中、行政の基本を知り、検証し、議論を深めるために必須の本になります。 ＊欧米の翻訳版の多い既存の教科書と差別化を図るため、日本の行政に関する事例を多く盛り込んでいる点が特徴です。 ＊政策現場で問題解決に格闘している公務員や政治家が欲しいのは、問題解決のスキルでありヒントです。一方、行政学を学ぶ学生や住民が欲しいのは、そもそも行政はどのような仕組みにあり、何が課題なのか、その解決はなぜうまく行かないか、そうした矛盾を知り、解決の糸口を見つけたいといったことではないでしょうか。本書は、そうした異なったニーズに応え、わが国の行政を見直す一助になるべく執筆された著者の渾身の一冊です。 【目次】 第1編 総論 第1章 日常生活と行政 第2章 公共政策と行政活動 第3章 新たな公共 第4章 行政学とは何か 第5章 官僚制ーその意義と機能 第6章 官僚制のもつ逆機能 第7章 日本官僚制と実際 第8章 公務員制度 第9章 公務員改革 第10章 日本の統治機構 第11章 中央地方関係 第12章 日本の地方自治 第13章 比較としての自治制度 第14章 政策の形成 第15章 政策の実施と評価 第16章 日本の財政ー国と地方 第17章 大都市財政 第18章 行政統制 第19章 行政責任 第20章 統治機構の改革 第2編 各論 第21章 新たな国家像ー道州制 第22章 国土政策 第23章 都市政策 第24章 農業政策 第25章 治安政策 第26章 教育政策 第27章 福祉政策 第28章 労働政策