市民主導型　政策プロセスの創造

先行き不透明な時代に求められる公務員像・行政組織を考え、住民視点の政策形成を検証！ ◎住民一人ひとりが、税金を納める国民の一員として、どんな生活が実現できればよいか、そのためにはどのような政策が必要であるか、政策づくりに自分はどのような形で関わっていきたいか、といった素朴な論点を考えるための本。 ◎住民の暮らしやすさ、幸福感を保障できる「生活大国」を実現していく上で、どのような公務員が求められ、いかなる行政組織が必要となるのかを検証。 ◎各国の公共政策のしくみや公務員養成システムの内容、わが国の住民との協働の取組みのあり方等を比較検討する。 第1章　ソーシャル・キャピタルと活動する住民 1　ソーシャル・キャピタルと地域集団 2　市民との協働ーー三鷹市の事例 3　人口減少社会における地域政策ーー多様な主体、街づくりの視点から 第2章　地域包括ケアシステムと幸福感 1　生活大国と幸福度 2　ソーシャル・キャピタルと地域集団 3　多職種連携のしくみーー盛岡市を事例として 4　地域医療構想ーー行政との関連 第3章　医療と福祉から考える 1　チーム医療と地域 2　医療・福祉領域の新たな潮流 3　求められる医師像の変化と地域 第4章　社会福祉のあり方から考える 1　社会政策とは何か 2　社会政策としての地域福祉ー生活困窮と自立支援を中心に 3　福祉国家論から福祉レジーム論、そして生活保障システム論へ 第5章　世界の行政事情ーーそして日本を考える　 1　我々は米国ではない＝独自のアイデンティティに支えられた国カナダ 2　限りなき自由競争社会の追求＝米国 3　人間同士の競争がない社会を求めて＝北欧4カ国 4　世界一住みやすい国の実現＝フランス 5　希少な資源、過酷な自然環境を行政主導で克服＝シンガポール 6　1国2制度下での展開＝香港