最新公務員制度改革

現在進捗している公務員制度改革について、「公務員の政治的中立性」「退職管理」「労働組合の機能」など重要な論点を詳細に解説。 第1部では、橋本内閣期から現在までの公務員制度改革の経緯の解説に続き、公務員と統治、公務員の政治的中立性、再就職規制、労働基本権という国家公務員法改正案に提示されている主要項目を各種データや歴史的背景、諸外国モデルなどから分析し詳説。 第2部では、平成9年以降の公務員制度改革に関する報告書などの関連資料を抜粋して収録。資料が取り扱っている項目がわかる「該当項目一覧」や「公務員制度改革関連年表」を掲載した充実の内容。 【目次】 1部 改革の経緯と4本の柱 第1章 近年の公務員制度改革の経緯 第1節 発端 第2節 転換期 第3節 促進期 第4節 民主党諸内閣と22年改正法案、23年改正法案 第2章 政治主導と幹部公務員の政治的中立性 第1節 歴史的パターンと制度遺産 第2節 内閣の機能的分析 第3節 政治主導の2つのモデル 第4節 英仏モデルと日本の位置 第5節 英仏における近年の変化と日本の難しさ 第3章 公務員の政治的中立性 第1節 「中立性」というテーマ 第2節 「公共性」と「中立性」 第3節 公務員制度のタイプと日本のケース 第4章 退職管理 第1節 公務員と退職管理 第2節 キャリア官僚の退職管理 第3節 一般の公務員の退職管理と定年延長 第5章 公務員労働組合の機能 はじめに 国家公務員労使関係をめぐる議論の状況 第1節 中央政府レベルにおける公務員労働組合の実態 第2節 各省における労働組合組織率変化の規定要因 第3節 公務員労働組合の「組合効果」 最終章 公務員像の変革 2部 公務員制度改革関連資料 1公務員制度改革関連資料一覧（平成9〜23年） 2公務員制度改革関連年表（平成9〜23年） 3公務員制度改革関連該当項目一覧