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出版社:株式会社音楽之友社
出版日:2020年06月25日頃
ISBN10:4276130581
ISBN13:9784276130586
販売価格:2,090円
傑作を次々と生み出した創作期「傑作の森」から、ピアノの飛躍的発達とともに進化し辿り着いた創造の高みへーー。独奏曲、室内楽、協奏曲……ピアノ関連曲を網羅したベートーヴェン作品“検証本”『ベートーヴェンとピアノ 「傑作の森」への道のり』の続編。本書では《ワルトシュタイン》《熱情》《皇帝》など30代の作品から、晩年に書かれた後期ソナタや《ディアベッリ変奏曲》まで約40曲を取り扱う。
小山実稚恵×平野昭という人気・実力ともに日本を代表するピアニストと研究者だからこそ実現できた特別企画。前編同様、双方の視点で作曲年代順に1曲ずつ検証し(対談構成・文:長井進之介)、立体的なベートーヴェン像を浮き彫りにする。ベートーヴェン作品と呼応しながら進んだピアノ改良の歴史や、対談では取り上げなかった小品や連弾曲などもコラムで詳説。巻末の「人物相関図」に対応したベートーヴェンの周辺人物195名の【人名事典】も圧巻!
■第19回 ピアノ・ソナタ第21番《ワルトシュタイン》、《アンダンテ・ファヴォリ》
■第20回 ピアノ・ソナタ第22番、23番《熱情》
【コラム】ピアノ改良の歴史と呼応するように進化したベートーヴェンのピアノ曲
■第21回 ピアノ協奏曲第4番
■第22回 チェロ・ソナタ第3番、《魔笛》の主題による12の変奏曲 ほか
<One more point>名チェリスト、デュポール兄弟
■第23回 ピアノ三重奏曲第5番《幽霊》、6番、《カカドゥ変奏曲》
■第24回 ピアノ協奏曲第5番《皇帝》、ピアノ協奏曲Op61a ほか
<One more point>1809年は「カデンツァ」の年
■第25回 ピアノ・ソナタ第24番《テレーゼ》、25番《かっこう》、ロンド第1番、2番
■第26回 ピアノ・ソナタ第26番《告別》、幻想曲Op77、ロンド・ア・カプリッチョ《失われた小銭への怒り》
<One more point>幻想曲Op77の不思議な魅力
■第27回 合唱幻想曲、歌曲集《遥かなる恋人に寄す》
■第28回 ピアノ・ソナタ第27番、28番
<One more point>入念なシフト・ペダル指示
■第29回 ヴァイオリン・ソナタ第10番、ピアノ三重奏曲第7番《大公》
<One more point>ルドルフ大公の音楽家としての才能
■第30回 チェロ・ソナタ第4番、5番
■第31回 ピアノ・ソナタ第29番《ハンマークラヴィーア》
【コラム】2台のピアノから生まれた《ハンマークラヴィーア》
■第32回 ディアベッリのワルツによる33の変奏曲
■第33回 11のバガテルOp119、6つのバガテルOp126、ポロネーズOp89
【コラム】小品と四手連弾を知らずにベートーヴェンは語れない
■第34回 ピアノ・ソナタ第30〜32番(前編)
■第35回 ピアノ・ソナタ第30〜32番(後編)
■最終回 総括
【コラム】主要人物相関図
▼人名事典:ベートーヴェンと関わりのあった人々
▼ベートーヴェン年譜(1804〜1827年まで)
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