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出版社:御茶の水書房
出版日:2023年03月10日
ISBN10:4275021738
ISBN13:9784275021731
販売価格:4,620円
戦後日本経済の底辺部分を支えてきた中小企業の層の厚さと裾野の広がりが脆弱になってきている現在、日本の中小企業は、経済・社会グローバリゼーションの荒波のなかで翻弄され続け、今後の存立を保障する有効な羅針盤は見当たらないのが現状である。まずは現状分析から出発するしかない。
目次
第1編 欧州社会・経済編
第1章 メガFTA再編とEUのリージョナルFTA・EPA 鈴井清巳
第2章 デジタルエコノミー時代のEU競争政策
ーー巨大ITプラットフォーマー規制の意義と課題ーー 和田聡子
第3章 イギリスのEU離脱の経済的背景と地域間格差 松永達
第4章 環境・気候変動の問題とEUの共通農業政策 豊 嘉哲
第2編 アジア社会・経済編
第5章 韓国の社会的経済組織
ーー中間支援組織と財閥系大企業の役割を中心にーー 許 伸江
第6章 「中所得国の罠」の克服とインクルーシブな成長への転換
ーー住宅政策からの考察ーー 閻 和平
第7章 「裾野産業」概念のアジアでの論じられ方 井出文紀
第3編 中小企業論
第8章 地域社会と中小企業を考える
ーー地域未来牽引企業を中心にーー 池田潔
第9章 日本の中小企業研究における産業集積研究 粂野博行
第10章 需要の増減が及ぼす規模別生産性への影響 町田光弘
第11章 日本企業におけるプラットフォーム構造に向けた一考察 文能照之
第12章 中小企業によるアントレプレナーシップとしての国際化
ーー日本の中小企業によるベトナム進出のケースをつうじた分析モデルの精緻化ーー 関 智宏
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