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出版社:医歯薬出版
出版日:2025年05月13日頃
ISBN10:426326536X
ISBN13:9784263265369
販売価格:3,850円
リハビリテーション薬剤の視点から、様々なケーススタディを臨床診断推論のプロセスで深く掘り下げた一冊
●日本リハビリテーション栄養学会編集。大好評の学会誌シリーズ「リハビリテーション栄養」第16弾。
●現代社会における高齢化の進行や慢性疾患の増加に伴いフレイルやサルコペニアの増加が深刻な課題となっており、健康寿命の延伸を図るためにリハビリテーション医療の重要性がこれまで以上に高まっている。
●高齢者や多疾患併存状態(マルチモビディティ)に対する医療では、身体機能の回復や維持を目指すリハビリテーションと、複数の薬剤治療が同時に行われるケースが一般的であり、これらが互いに影響し合うことで、治療の複雑性が増していく。
●高齢者では、肝腎機能の低下による薬物代謝の変化やポリファーマシーによる薬物間相互作用のリスクの増加によって、薬物有害事象の発現リスクがより一層高くなるため、慎重な薬剤管理が求められる。
●このような状況下では、薬物治療の効果や薬物有害事象がリハビリテーションの進行に影響を与える可能性があり、リハビリテーションの効果を最大化するためには、リハビリテーション薬剤の観点から患者の状態を総合的に判断するための臨床推論が求められる。またリハビリテーションの過程では、患者の身体機能や状態が常に変化することがある。このような動的な変化に対処するために、継続的かつ柔軟な臨床推論を行う必要がある。
●本書は、リハビリテーション薬剤の視点から、様々なケーススタディを通じて臨床推論のプロセスを深く掘り下げ、実践的に学べるように構成されている。
●各分野のエキスパートの先生方が、具体的な症例をもとに診断の考え方や治療選択の根拠を詳しく解説し、薬剤の適正使用や患者の健康状態を考慮した包括的なアプローチについて解説して頂いた。
●本書が、医療従事者が日々の臨床現場で直面する複雑な状況や多様な課題に対して効果的に対処し、患者の治療アウトカムを最大化するための実践的かつ重要なリソースとなることを期待している。
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