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著者:植村仁一
出版社:アジア経済研究所
出版日:2020年03月17日頃
ISBN10:4258290548
ISBN13:9784258290543
販売価格:2,530円
本書の対象とする読者は大学中級程度の経済学、統計学及び計量経済学の基礎知識を持ち、「マクロ計量モデルをツールとしてある程度使いこなせる読者」である。マクロ計量モデルの実用的な利用方法を解説・紹介していくのが主たる目的である。
第1章「米国・中国の関税合戦」
2018年に激化した米国と中国の間の「貿易戦争」とも呼ばれる相互の輸入品への関税強化の貿易リンクモデルによる効果測定をしたものである。実際のタイムテーブルは月単位に進んだものであるがモデルは年データに基づくものであり、とうていそのスピードにはついていけるものではないが、複数の関税強化スケジュールを連続的にこなしていくと見ることで対応する。ここでは、両国の相手国からの貿易額の絶対的な規模の違いから、中国側は早晩打つ手がなくなることから、最終的には米国が利益を、中国が損失を見ることが示唆される。また、両国との貿易パターンを比較することにより、「漁夫の利」を得る(あるいは巻き添えを食って損失を被る)第三国が存在することも指摘されている。
第2章「ASEAN諸国の貿易障壁削減効果」
貿易リンクモデルを活用し、ASEAN諸国を対象に非関税障壁を含む貿易関連障壁の削減の各国経済への影響を検証する。リンクモデルでは各国の輸入関数に「非関税障壁を含む貿易関連障壁」が外生変数として導入されており(実際は関税率に読み替えることで当該国とその競争者の輸出価格との相対価格に影響を及ぼすという形となっている)、リンク参加国のうちの一部のみがメンバーとして互いに貿易障壁の削減を行い、非メンバー国にはそうした措置を取らない、というシナリオ分析ができる。本章ではそうしたメンバー国として経済発展段階の異なる数か国を選んで分析し、グローバル・バリュー・チェインの視点から発展段階(または国内産業の「厚み」)の異なる国の間で同一の障壁撤廃スケジュールを導入することは全体の厚生を向上させることにつながらない場合があることを示唆している。
第3章「東アジアの貿易構造とマクロ経済的リンケージ」
マクロ計量モデルとは異なるVARモデルの手法でタイを中心とした分析を行っている。マクロ計量モデルでは例えば一国の輸入行動を説明するのに所得や価格などのデータと経済および統計理論からパラメータを推定するが、VARモデルではそうした経済構造はすべて対象とする変数のラグ構造に内包されているとする。本章ではブロック外生化という手法を用い、マクロ計量モデルで外生変数を用いるのと類似したショックテストが行う。具体的には日本・米国・中国といった外生国経済に生じた変化がタイの輸出入やGDPに与える影響を測定している。
以下は単一国モデルによる分析例である。
第4章「内需と人口変動のマクロ計量モデル分析:韓国・台湾」
第5章「マクロ計量モデルによるシミュレーション分析(マレーシア)」
第6章「ベトナムのマクロ計量モデルと人口高齢化」
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