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ハイチとドミニカ共和国

著者:山岡加奈子
出版社:アジア経済研究所
出版日:2018年03月20日頃
ISBN10:4258290483
ISBN13:9784258290482
販売価格:2,750円
本書は、カリブ海で⼆番⽬に⼤きいイスパニョーラ島を分け合うハイチとドミニカ共和国の対照的な経済・政治発展と、両国を取り巻く国際環境を取り上げた。 序章(尾尻希和)で両国の概要を紹介した後、1章(狐崎知⼰)では、ハイチとドミニカ共和国の発展経路をたどり、歴史的にどの分岐点(何度かある)をきっかけに発展あるいは停滞に向かったかを分析した。次に2章(尾尻希和)は、両国の政治発展を、1国家建設、2⺠主化、3福祉国家建設の3つのレベルに順に進むという視点から書かれている。ハイチは1国家建設レベルでもがいており、ドミニカ共和国は3福祉国家建設を⽬指していることを⽰した。3章(久松佳彰)は⼊⼿可能な経済データを駆使し、両国の対照的な経済発展の現状を⽰した。ドミニカ共和国は中進国に到達しているが、「中進国の罠」にはまっている可能性がある。ハイチは「貧困の罠」に陥ったままである。4章(宇佐⾒耕⼀)では、両国の⼈々の⽣活実態を、社会政策の⾯から分析した。ドミニカ共和国はカバー率に問題はあるものの、公的年⾦や労働災害保険など、制度は⼀通り揃っている。ハイチは国家の能⼒が低く、海外⽀援頼みである。5章(⼭岡加奈⼦)は、奴隷制を廃⽌したハイチと、奴隷制を継続したい欧⽶列強とドミニカ共和国のエリート、という構図が、イスパニョーラ島に2つの国を⽣んだこと、両国の⼒関係が20世紀に逆転し、ドミニカ共和国側のレイシズムと反ハイチ主義が両国関係を複雑にしていることを述べた。最後に終章(⼭岡加奈⼦)で、本全体をまとめている。 ハイチに関してもドミニカ共和国に関しても、⽇本では先⾏研究が少ない。両国の現在の状況を理解するためには、過去300 年の歴史的背景を理解する必要がある。歴史的背景を踏まえつつ理解が進むよう、1 章から4 章まではほぼ時系列に配置されている。また、両国を理解することで、開発、⽐較政治、経済学、社会政策、国際関係のそれぞれのディシプリンの理解も可能になるように⼯夫した。これにより、⼤学で教科書として使っていただくことが可能になっている。
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