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出版社:朝倉書店
出版日:2016年05月20日頃
ISBN10:425468522X
ISBN13:9784254685220
販売価格:2,750円
「絵本で物語るとはどういうことか」をコンセプトに,絵本で物語ることの意義と実際の活動について解説・紹介する。〔内容〕子どもが紡ぐ物語/視覚が生み出す物語/ナンセンス絵本と不条理絵本/変形していく物語/絵本と翻訳。
第1章 子どもが紡ぐ物語
1.1 子ども・絵本・物語 [砂上史子]
1.2 遊ぶ子ども─絵本と,絵本で,絵本から─ [岩田恵子]
1.3 父のための物語絵本 [丸谷充子]
1.4 絵本を使用した授業と生まれる物語 [古屋淳史]
コラム1 ものがたりを結ぶ時期・ほどく時期[村中李衣]
第2章 視覚から生まれる物語
2.1 〈見立て〉 視覚が物語を生み出す [中川素子]
2.2 絵本美術館でつむがれる物語 [原島 恵]
2.3 文字のない絵本が語るもの [甲斐聖子]
コラム2 妖怪絵本 [久保沙由里]
第3章 ナンセンス絵本と不条理絵本
3.1 私的ナンセンス絵本の系譜─長新太を中心に─ [土井章史]
3.2 東君平の絵本 [高頭佐和子] 76
3.3 ウンゲラーが絵本に描いたこと [今田由香]
3.4 不条理絵本とは何か─未来への問いかけ─ [澤田精一]
第4章 変形していく物語
4.1 現代児童文学作品の絵本化をめぐって
─絵本になった「八郎」「モモちゃん」「ウーフ」たち─ [奥山 恵]
4.2 小学校国語教科書による絵本の教材化とは [構 大樹]
4.3 しかけ絵本の「しかけ」を読み解く
─ロバート・サブダ『不思議の国のアリス』を中心に─ [小川純子]
4.4 「赤い蝋燭と人魚」の絵本化の地平 [大島丈志]
コラム3 仏教メディアとしての絵本 [森 覚]
第5章 絵本の翻 訳
5.1 実験的絵本の翻訳 [芦田川祐子]
5.2 『不思議の国のアリス』の扉絵をめぐって
─キャロルとテニエルのパラゴーネ─ [金光陽子]
5.3 作者のまなざしと翻訳の役割
─ヴァージニア・リー・バートン『せいめいのれきし』改訂版をめぐって─
[井上征剛]
第6章 絵本で物語るとはどういうことか
6.1 子どもの発達と物語絵本 [百々佑利子]
6.2 芸術としての絵本 [今田由香]
6.3 「ものがたり」から生まれる絵本─宮沢賢治「なめとこ山の熊」を軸と
して─ [大島丈志]
索 引
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