新・日本朝鮮戦争（第1部）

秋田県象潟海岸に漂着した不審船。駆けつけた警官はおびただしい死体を目撃する。この一件以来、新型インフルエンザが日本各地で猛威をふるい始めた。対応に追われる政府。同じころ、中国と北朝鮮の国境では、押し寄せる北朝鮮人民を中国軍が銃撃・掃討する事態が起きていた。日本国内でも、潜入した北朝鮮武装工作員と陸上自衛隊の部隊が交戦。韓国軍も厳戒態勢を敷き、３８度線を越えて武装偵察を試みる。北朝鮮指導部は、金正日国防委員長のもと、先制攻撃の決断を固めていた。開戦を軸に、日本・中国・韓国・北朝鮮４カ国の動きを描く戦慄のポリティカル軍事ノベル、登場。