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出版社:早川書房
出版日:2008年07月
ISBN10:4152089431
ISBN13:9784152089434
販売価格:3,520円
1970年2月13日金曜日、ブラック・サバスの『黒い安息日』の陰鬱な響きとともに、ヘビーメタルとヘッドバンガーたちの輝かしい歴史は始まった。やがてNWOBHMの雷鳴はアメリカで増幅され、MTV時代の華やかなグラムメタル、スピードとヘビネスを追求したスラッシュメタル、闇のエネルギーそのものであるデスメタルへと進化を遂げていく。一方、1981年に二人の熱狂的なキッズが結成したバンドはファンを大事にし、苦悩と悲劇を乗り越え、10年後にはバンド名を冠したアルバム『メタリカ』によってスターダムにのしあがった。これはヘビーメタルの最高到達点であると同時に転換点でもあった。しかし試練の90年代を経ていま、メタルの大物たちは返り咲きを果たし、新人たちは新たな高みを目指している。メタル魂はこれまでも、これからも、我々に頭を振らせるのだ。数多くのミュージシャンへの直接取材、膨大な資料と音源をもとに、世界を熱狂させてきたメタルの本流を、約100点の貴重な写真とともに辿り、お節介な検閲推進団体PMRCとの闘いや、ノルウェー・ブラックメタルにおける凶行、イスラム圏メタルシーンなど、社会との関わりについても解説する。すべてのヘッドバンガーに贈るメタル・バイブル。
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