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出版社:東京大学出版会
出版日:2016年11月14日頃
ISBN10:4130302086
ISBN13:9784130302081
販売価格:4,620円
ガバナンスをめぐる議論には,現代の世界および日本がかかえる課題が凝縮している.東京大学社会科学研究所全所プロジェクト5年に渡る研究成果.本巻では市場と社会の変容がもたらした現代行政国家・福祉国家の改革から,「ニュー・ガバナンス論」の脱構築を模索する.【全2巻】
刊行にあたって
第I部 家族・生活・地域
第1章 家計生産のガバナンスと社会の均衡ーー「家事分担に関する妻の選好」を例に(不破麻紀子)
第2章 日本における女性就業の地域差(安部由起子)
第3章 多極化する都市空間のガバナンスーー境界を開く法の役割(高村学人)
第4章 災害と民主主義・多様性ーーリスク・ガバナンスの3次元理論に向けて(スティール若希)
第II部 企業・市場
第5章 株主価値最大化がもたらすものーー労使関係論から(南雲智映・中村圭介)
第6章 経済政策のガバナンスとはーー構造改革は事態を悪化させた(大瀧雅之)
第III部 改革政治
第7章 イギリスにおける政権交代と福祉ガバナンスの変容(今井貴子)
第8章 消費税増税と日本のガバナンス(グレゴリー・W・ノーブル)
第9章 「政治の司法化」とガバナンス(佐藤岩夫)
総 括 本プロジェクトの意義と拓かれた課題(大沢真理・佐藤岩夫)
あとがき(大沢真理)
索引
編者・執筆者紹介
Reconsidering Governance II: Reform politics in changing markets and societies
Institute of Social Science-University of Tokyo,Mari Osawa, and Iwao Sato, Editors
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