日本森林行政史の研究　増補新装版

序 章　対象と視角 第一章　官民区分政策と山林局の設置ーー組織の創設 　第一節　大久保構想と山林局の設置 　第二節　政治的対立と林学知識 　第三節　官民区分をめぐる政策論争 第二章　国有林経営と「保続」哲学ーー組織内部への制度化 　はじめに 　第一節　森林三法における「官」と「民」 　第二節　国有林野特別経営事業の立案と遂行 　第三節　組織哲学の形成と政策転換 第三章　公有林野問題と組織的協調ーー組織外部への制度化 　はじめに 　第一節　公有林野問題の発生 　第二節　整理開発政策における組織的協調 　第三節　公有林野官行造林事業と組織環境 第四章　戦時林政と技術者運動ーー制度化した組織と危機 　はじめに 　第一節　技術者水平運動の展開 　第二節　昭和初期の国有林・民有林政策 　第三節　戦時林政と「保続」原理の廃棄 第五章　戦後改革の意味ーー組織の再構築 　はじめに 　第一節　戦後改革と林政の自律化 　第二節　戦後林政の変化と連続 結語 補論　明日の森林ガバナンスに向けて 　はじめに　 　第一節　グローバル化の中の森林と林業 　第二節　分権化の中の森林ガバナンス 　おわりに