|
出版社:東京大学出版会
出版日:2014年11月25日頃
ISBN10:413010411X
ISBN13:9784130104111
販売価格:5,940円
死に対する観念や葬儀のかたちは,近代化の過程でいかに変化してきたのか.社会経済的な影響の強い日本と,国家が積極的に関与する中国,台湾,韓国の状況と比較しながら,急速に変容する東アジアの死をめぐる文化の動態に迫る.
はじめに (山田慎也)
第I部 社会変容と死
1 死の認識の変遷ーー現代社会の死の文化(鈴木岩弓)
2 儀礼の変容ーー葬送空間の変化と通夜・告別式の儀礼化(山田慎也)
3 社会の無縁と葬送墓制ーー人口動態と墓制の変化を中心に(槇村久子)
4 死の自己決定と社会ーー新しい葬送の問題点(森 謙二)
5 「わたしの死」の行方ーー現代日本の葬送への意識の変容(小谷みどり)
第II部 国家による死の管理
6 国家の葬墓管理ーー中国における葬儀の現状と教育(王夫子)
7 死生学の構築と政策ーー現代台湾の葬儀にみる問題と方向(鄭志明)
8 葬儀行政と産業ーー現代韓国の葬儀の状況と変化(張萬石)
9 民衆の葬儀と国家ーー近現代中国における人びとの葬儀(田村和彦)
死をめぐる現状と課題ーー総合討論を踏まえて
おわりに(鈴木岩弓)
|