日本語教師になりたいあなたへ

外国人に日本語を教える秘訣とは？ 本書は外国人に対する日本語教育に興味を持つ、若者〔大学生やフリーター〕、ビジネスパースン、家庭の主婦や定年退職した男性で知的好奇心を持ちながら、専門書のような固い本にはなかなか手の出ない人たちを読者対象とする、日本語教育の手引きです。「国語教育」ではない「日本語教育」とは何か、文化の違いを考慮した指導法などを、ナムーラミチヨさんの楽しいイラストをふんだんに使ってわかりやすく解説します。 「日本語」と「国語」の違いは？ 「〜ています」は進行形のみ？ 「瞬間動詞」って何のこと？ 「ミニマル・ペア」って何？ 「ちょっと」の意味をどう教えるの？ 日本社会の人間関係と敬語の関係って？ おじぎや挨拶をどう教えるの？ どうやって日本語教師になるの？ などなど、 日本語教育の具体的なガイドでありつつ、独自の「日本語論」「日本文化論」としても興味深い内容になっています。 【編集担当からのおすすめ情報】 佐々木瑞枝先生の『日本語を「外」から見る』（小学館101新書）も、日本語教育や日本文化に興味を持つ方々にお薦めします！ プロローグ 第一章「日本語教育って何？」 第二章英語で考える日本語表現 第三章「日本語のアクセントって自信ないな」 第四章「曖昧（ルビ:あいまい）」表現の指導法 第五章日本社会の人間関係と呼称 第六章和語・漢語・外来語の使い分け 第七章「言葉にできないもの」を教える 第八章日本語の中のジェンダー表現 第九章日本語力を評価するー基準をどう設定するのか 第十章日本語教師への扉 エピローグ