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虫の文学誌

著者:奥本大三郎
出版社:小学館
出版日:2019年07月12日頃
ISBN10:4093887063
ISBN13:9784093887069
販売価格:4,070円
昆虫文学を通して見えてくる人間の姿 「蚊帳やめてわずかな手間のその楽さ」 「蠅は逃げたのに静かに手を開き」 これらの川柳は、昭和を生きた方なら実感をともなって理解できるでしょう。人間はつい最近まで昆虫とともに暮らし、その美しさに感動したり生態に驚いたり、またカやシラミなどに悩まされてきました。 しかし都市化が進んだ現代日本では、虫を生活から排除し、いても気づかない存在になりました。 まず本書は、古今東西の人間と昆虫との長いつきあいを、文学を通して確認します。 エピソードのひとつを紹介すると、中国の古典『詩経』に、ハチはイモムシを狩って自分の子どもにすると書かれています。日本では「我に似よ、我に似よ(似我似我)」と聴きなし、その虫をジガバチと呼びますが、実際はイモムシを麻痺させて幼虫の餌にするのです。このような誤りが東アジアでは数千年も信じられ続けたのはなぜか、そこに筆者は「人間」の生態を見ます。中国の官吏登用試験である科挙では、先哲の書いたことを決して疑ってはいけなかった、その影響と考えます。 中国や日本、西欧の古典から、現代文学まで渉猟し、虫に関わる箇所を抜き出し、人間とは何かを考察するエッセイです。 読書の喜び La joie de lire……03 第1章 むしめづる人々--宇宙の豪奢を覗き見る小さな窓……15 第2章 『百虫譜』--虫の日本文学・文化総説……53 第3章 トンボーー日本の勝虫、西洋の悪魔……75 第4章 ハエとカーー文武文武と夜も眠れず……107 第5章 スカラベ・サクレーー太陽神の化身……141 第6章 ホタルーー鳴かぬ蛍が身を焦がす……169 第7章 ハンミョウとツチハンミョウーー毒殺の虫……189 第8章 マツムシ・スズムシ・コオロギーー暗きところは虫の声……209 第9章 飛蝗ーー数も知られぬ群蝗……263 第10章 ハチとアリーー働き者の社会……295 第11章 ノミ・シラミ・ナンキンムシーー馬の尿する枕元……321 第12章 チョウとガーーてふの出て舞う朧月……359 第13章 セミーーやがて死ぬけしきは見えず……403 あとがき……438 作品リスト……440
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