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出版社:岩波書店
出版日:2021年01月18日頃
ISBN10:4006033249
ISBN13:9784006033248
販売価格:1,694円
1972年、米中和解の衝撃によって世界は変わったーーその立役者であるキッシンジャー。中国を誰よりも知り尽くした彼が、毛沢東から周恩来、刃小平など中国首脳らとの長年の外交交渉経験をもとに、アヘン戦争以降の歴史から文化まで、中国の全てを論じ切った決定的「中国論」。
第10章 擬似同盟関係ーー毛沢東との会話
「横線」--ソ連封じ込めに対する中国の対応
ウォーターゲート事件の衝撃
第11章 毛沢東時代の終焉
後継問題の危機
周恩来の失墜
毛との最後の会談ーーツバメと嵐の来襲
第12章 不死身のトウ小平
トウ小平の最初の復権
指導者たちの死ーー華国鋒
トウ小平の昇進ーー「改革開放」
第13章 「虎の尾を踏む」--第三次ベトナム戦争
ベトナムーー超大国とのせめぎ合い
トウ小平の外交政策ーー米国との対話、そして正常化
トウ小平の歴訪
トウ小平の訪米と同盟の新たな定義
第三次ベトナム戦争
第14章 レーガンの登場と正常な関係の到来
台湾への武器売却と第三のコミュニケ
中国と超大国ーー新たな均衡
トウ小平の改革プログラム
第15章 天安門
米国のジレンマ/方励之をめぐる論争
一二文字と二四文字の遺訓
第16章 どのような改革かーートウ小平の南方視察
第17章 新たな和解へのジェットコースターーー江沢民時代
ソ連の崩壊と中国
クリントン政権と中国政策
三回目の台湾海峡危機
中国の興隆と江沢民の考え
第18章 新世紀
見方の相違
戦略的なチャンスをどう定めるか
国家の前途に関する議論ーー勝利至上主義者の視点
戴秉国ーー平和的発展の再確認
終 章 歴史は繰り返すかーークロウの覚書
太平洋共同体に向けて
解説 米中関係を構築し続ける男ーー「密使」から「守護者」への軌跡……………松尾文夫
訳者あとがき……………塚越敏彦
原 注
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