|
出版社:岩波書店
出版日:2024年06月17日頃
ISBN10:4000616412
ISBN13:9784000616416
販売価格:2,970円
いまだ継続する不正義と差別に抗して、アイヌの人々は何を問い、行動してきたのか。五人の当事者へのインタビューから現代アイヌの〈まなざし〉を辿ると共に、アイヌの声を奪い、語りを占有し続ける日本人のあり方を問う。
序 章 まなざされるアイヌとまなざし返すアイヌ
第1部 遺骨返還運動とアイヌ近代史
第1章 先人の尊厳と未来の教育ーー遺骨返還運動にたずさわる木村二三夫さん
第2章 アイヌ文化を伝えられてこなかったことに誇りを持っているーー親族の遺骨を探索するBさん
第3章 幽閉されるアイヌと遺骨
第2部 インターセクショナリティ
第4章 アイヌ女性と複合差別ーーヘイトスピーチと闘う多原良子さん
第5章 先住民フェミニズム批評ーーAin't I a Woman? /「私」は女ではないの?
第3部 アイヌと外部を行き来する
第6章 羽をパタパタさせればいいーーアイヌ近現代史研究者である新井かおりさん
第7章 家出少年は傍らに神話を持つーー美術家結城幸司さん
第8章 思想的消費とまなざしの暴力
終 章 まなざしの転換
あとがき 交差する場所をひらく
謝 辞
|