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出版社:岩波書店
出版日:2020年02月20日頃
ISBN10:4000613898
ISBN13:9784000613897
販売価格:3,190円
現代歴史学の様々な「転回」を踏まえ、グローバルヒストリー・ブームを批判的に検証しつつ、歴史叙述の在り方を根本から問い直す。大好評の『思想』2018年第3号に、D。アーミテイジ、L。コリーの新訳、そして井野瀬久美惠・川島啓一の対談を増補。歴史学の現在地を知りたい全ての人へ。歴史教育者にも、必携の一冊。
まえがき
歴史に対する主権 ……………岡本充弘
〈鼎談〉
「世界史」をどう語るか ……………小川幸司・成田龍一・長谷川貴彦
グローバル・ヒストリーの可能性と問題点ーー大きな歴史のあり方 ……………岡本充弘
物語論的転回2.0--歴史学におけるスケールの問題 ……………長谷川貴彦
転回するグローバル・ターン ……………キャロル・グラック(訳=梅崎 透)
グローバル・ヒストリー論と「カリフォルニア学派」……………岸本美緒
綿と資本主義のグローバルな起源 ……………スヴェン・ベッカート(訳=竹田泉、解題=岡本充弘)
気候と資本ーー結合する複数の歴史 ……………ディペシュ・チャクラバルティ(訳=坂本邦暢、解題=岡本充弘)
〈書評〉
誰のために歴史を書くのかーーゼバスティアン・コンラート『グローバル・ヒストリーとはなにか?』 ……………小田原琳
〈対談〉
「世界史」をどう教える/学ぶかーー歴史教育とジェンダー史の視点を中心に ……………井野瀬久美惠・川島啓一
イギリスとイスラーム 一六〇〇-一八〇〇年ーー差異に関する多様な視座 ……………リンダ・コリー(訳・解題=長谷川貴彦)
コスモポリタニズムと内戦 ……………デイヴィッド・アーミテイジ(訳・解題=石川敬史)
執筆者・訳者紹介
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