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出版社:岩波書店
出版日:2019年10月30日頃
ISBN10:4000613715
ISBN13:9784000613712
販売価格:1,870円
少子化の進行が止まらず,選挙の投票率も低迷.学校では管理と選別が進められ,先進国で唯一若者の死因の第1位が自殺.女性たちはセクハラにさらされ,SNSではちょっとした発言が炎上し,激しいバッシングを受ける…….なぜこれほど息苦しく,生きづらい社会になってしまったのか.教育,女性,政治を軸に,三人が変革の可能性を探る.
1 歪められる教育と学問
学力テストと入学試験/学問が歪められる/教育の逆コースが進む/人権をどう教えるか/子どもに対する暴力をなくす/夜間中学とは/「民主主義の学校」へ/主権者教育を阻むもの/ボイテルスバッハ・コンセンサス/変わり始めた空気
2 女性のエンパワメント
女性のエンパワメント/女性議員を増やす/中央省庁のなかの女性/議員の醍醐味/ハラスメントの防止へ/操作される言葉/多様な民意を政治につなぐ
3 教育と政治
二〇一九年参議院選挙の結果をどう考えるか/徐々に現れてきた教育基本法改正の影響/vi国家か個人か/「生きづらい」と言えない/教育の無償化/学費は下げられるか/貧弱な教育への支出/監視の網の目を破る
4 生きづらさに立ち向かう
社会の問題に気づく/男性の意識変革/学校から離れていく子どもたち/価値観の転換/ハラスメントの抑圧移譲社会/時代遅れの要請/小さな成功体験の積み重ね/他者への想像力を養う/地方から政治を変える
あとがき
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