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出版社:岩波書店
出版日:2019年02月22日頃
ISBN10:4000613170
ISBN13:9784000613170
販売価格:2,310円
「障害」は、大学において周縁化され福祉の対象とされてきた。しかし「障害」を中心に据えるやいなや、学問の前提は疑問なしとはされず、新しい問いが未踏の領域を引き寄せることになる。このとき、普遍性はどのように生まれ変わるのか。また新しい学問の意味とは。障害当事者を含む気鋭の研究者16人が、これからの「知」を問う。
はじめに
序章 学問は普遍的だろうか 「学の世界」と「生の世界」をつなぐ ……………嶺重 慎
1 今までとは違う問いから始める
1 われわれはよき宇宙人になれるだろうか ……………磯部洋明
2 弱いロボットとテクノロジーの受容 ……………塩瀬隆之
3 障害学とは何か 歴史,スポーツ,テクノロジー ……………杉野昭博
4 障害者は障害を持つ人か 「障害」に関する三つの話 ……………岩隈美穂
5 障害者におけるスポーツの現状と課題 ……………江川達郎+林 達也
6 多様な学生と大学 障害学生支援の現場から ……………村田 淳
2 学問×障害=?
7 リベラルアーツと合理的配慮というチャレンジ ……………川添信介
8 障害と経済 自立と依存の経済学 ……………松井彰彦
9 ケアの倫理から考える「障害者の倫理」 ……………安井絢子
10 「周縁」から眺める日本語 ……………後藤 睦
3 当事者とは誰か?
11 ユニバーサル・ミュージアムの“理”を求めて 触常者発,「無視覚流鑑賞」の誕生 ……………広瀬浩二郎
12 ひとりのサバイブ 群立的思考の方法 ……………木下知威
13 当事者研究からはじめる「知」の歩き方 獣道と舗装道路をつなぐ ……………熊谷晋一郎
14 デザインで世界は変えられるのか? ……………ライラ・カセム
おわりに
索引
執筆者紹介
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