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出版社:岩波書店
出版日:2020年11月21日頃
ISBN10:4000270583
ISBN13:9784000270588
販売価格:2,860円
装い・音楽・スポーツ・社会運動ーー関係性が生じるときに現れる、モノや現象という「シンボル」に着目すると、グローバルな状況の多様なアクターによって生まれる「みえない関係性」が浮かび上がってくる。本書では様々な地域の多面的な「シンボル」分析を通じて、グローバルな関係での交錯のあり方を明らかにする。
刊行にあたって
1 装 い
序 章 「みえない関係性」をみせるーー装い・音楽・スポーツ、そして言葉………福田 宏
第1章 「キモノ」表象の民族主義と帝国主義………森 理恵
第2章 ウズベク人はいかに装うべきかーーポストソ連時代のナショナルなドレス・コード………帯谷知可
【コラム1】 近代における男性服の日中交流ーー長袍馬褂と学生服………劉玲芳
2 音 楽
第3章 戦時下日本の音楽産業と軍歌レコードの受容………辻田真佐憲
第4章 「ユーゴスラヴィア」の担い手としてのロック音楽………山崎信一
第5章 中東のラップをめぐる力学とアイデンティティ形成ーーDAMの事例を中心に………山本 薫
3 スポーツ
第6章 フランコ独裁とサッカーという磁場ーー現在に繫がるローカルでグローバルなサッカー………細田晴子
第7章 サッカーを通じて見るロシアの国家と社会ーー二〇一八年のワールドカップを契機として………服部倫卓
【コラム2】 アルゼンチンにおけるサッカーと国家・市民社会・アイデンティティ………菊池啓一
4 言 葉
第8章 言葉が動くときーー「セクシュアル・ハラスメント」の誕生、輸入、翻訳………後藤絵美
【コラム3】 アメリカのマオ………梅崎 透
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