TVドラマが好きだった

いま、テレビドラマは輝いているか？ 『ちゅらさん』『彼女たちの時代』『ビーチボーイズ』など、数々のヒットドラマを手がけてきた人気脚本家が、心に残る名作ドラマの魅力を手がかりに、明日のテレビドラマへの期待と可能性を、脚本家が置かれている現場から語る。 汝の敵を愛せよ──『氷点』 ふぞろいな人間たち──『想い出づくり』 記録より記憶に残るドラマ──『傷だらけの天使』 大人の青春ドラマ──『金曜日の妻たちへ』 越えられない壁──『淋しいのはお前だけじゃない』 国民的ドラマ──『北の国から』 蒼い名作──『冬の運動会』 真似できないドラマ──TBS水曜劇場 時代を映す鏡 ──『太陽にほえろ！』 青春ドラマとはなんだ 21世紀の「朝ドラ」 トレンディドラマとはなにか がんばれ，テレビドラマ！ 脚本家の仕事 　コンクールではよい結果を出せなかった 　撮影現場初体験 　脚本家としての最初の仕事 　シナリオを売り込む 　視聴者のほうを向く 　企画のスタート 　普通の暮らしの中にあるもの 　そこにいる人たちが面白いと思わなければ 　脚本家としての分かれ道 　個人の思いだけでは成立しない 　ストレスをためる人，どこか嫌なやつ 　取材から生まれるもの 　脚本家の生命線 　僕はテレビが好きです 　あとがき