漱石論

序論　二一世紀によみなおす夏目漱石 第一章　戦争と漱石 　はじめに 　1 「運動」という名の殺戮 　2 矛盾としての『坊つちやん』 　3 漱石文学と植民地主義 第二章　ジェンダーと漱石 　はじめに 　1 男になれない男たち 　2 漱石の女たちーー妹たちの系譜 　3 結婚をめぐる性差ーー『明暗』を中心に 　4 個人と活字ーー『三四郎』における文字のドラマトゥルギー 第三章　メディアと漱石 　はじめに 　1 代助と新聞ーー国民と非国民の間で 　2 「私」という〈他者〉性ーー『心』をめぐるオートクリティック 　3 文学の時代 第四章　テクストとしての漱石 　はじめに 　1 俳句と散文の間でーー子規を生きる漱石 　2 文学論 　3 夏目漱石と二〇世紀 　年 表 　初出一覧 　あとがきにかえて