言葉と記憶

言葉と記憶ーーツェラーン，カツェネルソン，尹東柱 1 証言に接するということ 　悲しみのトラディションーー『ショアー』に登場するイディッシュ・リートについて 　『ナヌムの家』を理解するひとつの試みーー「分かる」ということをめぐって 　恨と希望ーー姜徳景試論 　超越と内在ーー『ショアー』と『ナヌムの家』 2 眼差しを向けること／向けられること 　出来事と記憶ーー「南京大虐殺」60ヵ年によせて 　方法としてのパラタクシスーー「ラーベ日記」の公開によせて 　戦争責任論への一視角ーーふたつの「植民地」の交錯する場所 3 想起することの可能性 　思考と〈アウシュヴィッツ〉--ジョルジュ・アガンベン『アウシュヴィッツの残りのもの』をめぐって 　アーレントが読んだカフカ 　遠い声ーー金時鐘と姜徳景 　一篇の詩の記憶しているものーー金時鐘詩集『新潟』論 　あとがき