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出版社:岩波書店
出版日:2006年09月27日頃
ISBN10:4000220349
ISBN13:9784000220347
販売価格:2,750円
もう一つのグローバル・メディアが突きつけた殺される側の視点。湾岸戦争から9・11に至る間に創設され、世界を震撼させたアラブのメディアが掲げる報道の理念と、その背後にある時代経験を多角的に考察する──映像論、メディア論、世界化論と視角の地政学。アルジャジーラは、私たちを封じ込めるグローバルな情報の壁を指し示した。
アルジャジーラの風景ーーーーーー港 千尋
ファルージャ攻囲戦ーーーーーーアルジャジーラ・ネットより
日本のメディア状況からーーまえがきに代えて
■ジャミール・アザール インタビュー
アルジャジーラと戦争の時代
創設の時
9・11以降
メディアウォールとアラブ
アラブのグローバル・メディアとして
アラブ・ネットワーク
ジャーナリズム論
グローバルな情報戦争の中で
1 砂漠のテレビ アルジャジーラーー港 千尋
情報産業の潜在性
ニュースの複合空間
効果としてのビンラディン
持続とリアルタイム
基本的なこと
矛盾のなかで
2 世界化と情報秩序ーー石田 英敬
--「アルジャジーラ・テレビ」断章ーー
0 テレビ的媒介
1 情報の世界秩序
2 メディアのなかの戦争
3 アルジャジーラ・モーメント
4 アルジャジーラTV局スタジオへようこそ
■アルジャジーラのスタッフたち
■アルジャジーラの足跡
■アルジャジーラ 倫理規則
3 アルジャジーラへのアプローチーー中山 智香子
1 アルジャジーラ訪問
2 アルジャジーラの占める位置
結び
4 アルジャジーラの意味ーー西谷 修
情報のユニラテラリズムに抗して
噴煙の向こう
「テロとの戦争」と第三者の除去
報道の原則を貫く
アラブの公共性を開く
別の「民主化」の道
ゆくえ
あとがきーー中山 智香子
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