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出版社:岩波書店
出版日:2017年06月29日頃
ISBN10:4000024299
ISBN13:9784000024297
販売価格:1,870円
はじめに──この社会で共に生きてきた蓮池透さんへ
第1章 拉致問題に取り組まない政治
なぜ政治を批判するのか/安倍晋三という政治家と拉致問題
拉致問題と政治家/すべて安倍晋三の功績に
安倍晋三という政治家の本質/外交不在の外務省
安倍政権と家族会/救う会との関係
「北朝鮮に拉致された中大生を救出する会」/中川昭一
特定失踪者/小泉訪朝と拉致被害者家族──「日朝平壌宣言」
拉致問題の「解決」とは何なのか
「あらゆる手段」を尽くしているか/そして誰も拉致を語らない
辛淑玉の目線……❶
朝鮮籍=北朝鮮国籍?──無知と無関心を利用したプロパガンダ
第2章 家族と国家
拉致される前の日常──新潟時代/拉致される前と後と
北朝鮮の生活の影響?/「変化」ではなく「進化」
家族にしかわからない苦悩──二四年ぶりの帰国
「工作員」「スパイ」のレッテル/国家を背負わされて
奪還に向けて全力疾走/北朝鮮という国
弟の見た北朝鮮/メディアの無視と黙殺
辛淑玉の目線……❷
「拉致」に群がった人々の作る未来
第3章 北朝鮮と在日朝鮮人
なぜ在日が拉致の標的にされなかったのか
人間関係で生死が分かれる国──なぜ生き延びられたのか
家族の命を守るために/朝鮮学校という存在
アイデンティティ・クライシス/朝鮮総連
変質していった民族団体
辛淑玉の目線……❸
「拉致事件」とはなんだったのか
第4章 分断を超えて
拉致問題と在日バッシング/差別は快楽である
なぜ生き延びてこられたのか/「あなたの嫌いな三国人です」
被害を受けた者たちが分断された
本当に謝罪すべき人間とは/遺骨問題
国家に対する怒り/社会正義
あとがき
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